恋愛関係を継続していくというのは、お互いの努力が必須。簡単なことではありません。遠距離恋愛であればさらに難しいでしょう。
例え距離があっても、好きな人とはいつまでも一緒にいたいし、日々仲を深めていきたいもの。遠距離恋愛を上手に進めるコツや気を付けるべきポイントについて、体験談を交えてご紹介します。
遠距離恋愛を長続きさせるコツ8選
交際を長続きさせるためには、縁や好きという気持ちだけでなく、お互いの努力が必要です。遠距離恋愛を長く続けていくにはいくつかのコツがあります。
次にご紹介するコツの中から全部またはいくつか選んで実践すれば、距離に負けない、いつまでも仲良しカップルでいられます。
マメに連絡を取り合う
交際当初であれば、LINEや電話の連絡は情熱のバロメーター。たくさんあるほど熱量が多く、最近は連絡が少ないとなれば気持ちが冷めたのかと心配になったかもしれません。
将来を見据えたカップルにとって連絡は、コミュニケーションです。特に遠距離恋愛の場合、会う頻度が少ない分、それに代えてツールを介してコミュニケーションをとっていくのがベター。
気持ちの盛り上がりだけで連絡をしたりしなかったりというのではなく、一日に一度は連絡するなどを決めておくとよいでしょう。
彼が連絡をあまり取りたがらないタイプであれば、「私からは適宜、LINEをするけど、忙しいときはスルーしてよい」と言っておくと負担が少なくなります。
コミュニケーションがしっかりとれていれば、距離は離れていても、気持ちはしっかりつながることができます。
会う頻度を決めておく
遠距離恋愛は会うことに、時間も費用もかかります。会えるときに会えばよいと考えていれば、徐々に関係が落ち着くにつれて、会う頻度が低くなってくるかもしれません。
二人が会う頻度、目安となる間隔を大まかにでも決めておくと安心です。
頻度はそれぞれの距離や、事情がありますので二人にとってのベストを探っていきましょう。
また、どちらかが会いたくなったときは素直に「会いたい」と言うことも大切です。どうせ離れているから言うだけ無駄と考えたり、相手の負担になりたくないという理由で、気持ちを伝えないのはダメ。
離れていても会いたい相手であることをお互いに意識することで、恋人としての絆が深まります。
してほしいことは言葉で伝える
遠距離恋愛で関係を長続きさせたいのであれば、察して欲しいと考えてはいけません。
人間関係、特に男女関係に以心伝心はありません。長く連れ添った夫婦であればあるかもしれませんが、それは時間をかけての成果です。
交際中のカップルで、しかも距離が離れているのであればよけいに相手の希望や考えはみえにくいもの。してほしいことや、やめてほしいことは言葉にすることで初めて相手に伝わります。
伝えるときは、相手の気持ちを考えて言葉を選ぶことが大切です。彼が、今後も関係を続けて行こうと考えているのであれば、耳の痛いことや、面倒なことでも努力して受け入れてくれるはずです。
他のカップルと比べない
友達から聞く彼氏とのラブラブエピソード。SNSを開けば、世界中のカップルが愛を語り合っていたり。遠距離恋愛中の身にすれば、うらやましい投稿が並んでいるかもしれません。
遠距離恋愛を長続きさせたいのであれば、他のカップルと自分たちとを比べてはいけません。自分たちには自分たちのやり方があり、それが心地よければたとえ、他のカップルと違っていてもそれがベストなのです。
男女関係は二人さえよければそれでよし。他のカップルとちがっていてもOK。恋愛エッセイではタブーとされている状態でもOKです。
他と比べず自分たちのペースを作っていこうと意識することで、二人の関係は長続きします。
好きを伝える
突然ですが、あなたは彼に好きと言ってますか?
近くにいる恋人同士で、実際に会う頻度が高いのであれば、会っているときに気持ちの盛り上がりに合わせて「好き」と言うことができます。
遠距離恋愛の場合、次に会ったときに言えそうだったら言おうでは、実際に伝えるチャンスはほとんどありません。距離があるからこそ、会う頻度が少ないからこそ「好き」と言葉で伝えましょう。
彼が、同じように「好き」と返してくれるかどうかはどちらでも問題ありません。好きだからこそ距離を超えて交際しているのであり、彼のペースと彼なりのやり方できっと好きを返してくれるはずです。
遠距離を楽しむ
一般的に、遠距離恋愛はマイナス面が多いと考える人が多いようですが本当にそうでしょうか。
会いたいときに会えない。寂しくても近くにいない、のが遠距離恋愛のデメリットとされます。しかし、忙しい男女であればすぐ近くにいても、自由自在に会えるわけではありません。会おうと思えば会える距離にいながら会えない方が、ストレスになることもあります。
長い目で相手との関係を考えるのであれば、目先の逢瀬の頻度はあまり関係ありません。
実際の距離が離れていても繋がっていたいと思える相手がいるのは素晴らしいこと。滅多に会えないのなら、会えること自体が貴重で濃密な時間を過ごすことができるはず。
距離があることをメリットと考え、楽しむことが長続きの秘訣です。
未来について話し合う
遠距離恋愛をしていてなんだか不安になる理由のひとつは、先が見えないということです。距離が近くても未来のことなどわかりません。しかし、彼と離れていると未来の不安さえも距離のせいだと思ってしまいます。
不安を不安のままでくすぶらせておくと、何かのきっかけで爆発してしまう危険があります。不安を吹き飛ばすために、彼と未来について話し合っておくことがおすすめです。
話し合いという言うと大げさですが、「いずれはそちらに行きたい」「どこでも働けるように資格の勉強をしている」など、あなたの意向を彼に明確に伝えておけば、彼に伝わります。
あなた自身がまず未来の方向性を決めて彼に伝えることで、彼はそれに向けて動きやすくなり、無理なく自然と関係が長続きしていきます。
相手を優先する
人生は選択の連続です。今日なにを食べるのかということから、子どもを生むか生まないかまで、常に私たちは選択しながら生きています。
選択の決定には優先順位が大きく関係します。もし、遠距離恋愛を本気で長続きさせたいのであれば、彼の思いを優先して決定をしましょう。彼の言いなりになるという意味ではありません。あなたの人生には隣に彼がいるというつもりで物事を選択するということです。彼がいやがることをしない。したとしてもバレないようにする。彼が求めるものは積極的に受け入れるなど。
あなたが率先して彼を優先することで、やがて彼もあなたを優先します。離れているから、後回しでも大丈夫と考えず、離れているからこそ彼の存在を優先することで、距離に関係なくかけがえない関係に成長することができます。
遠距離恋愛でしてはいけないこと
親しき中にも礼儀あり。たとえ両想いカップルであってもやってはいけないことがあります。遠距離恋愛の場合、その距離ゆえに、普通ならやらないようなタブー破りをしてしまうことがあり得るもの。
遠距離恋愛でやってしまいそうになるけれど、やってはいけないことについてみていきます。
無用の束縛をしない
距離が離れていると、見えない時間がたくさんあると考えてしまいます。どんな生活をして、どんな知り合いがいるのかが気になることもあるでしょう。もしかして、他の人に心が移ったらと考え出すと妄想は止まりません。
距離があってもなくても浮気のリスクは、大きくはちがいません。近くにいても浮気をする人はするし、遠距離でもしない人はしません。
心配だからといって、連絡を強要したり、交友関係を根掘り葉掘り聞いてよいことはありません。彼は疑われて良い気持ちがせず、気持ちが冷めるだけ。
遠距離恋愛は、北風と太陽の法則で、明るく信頼して彼を見守るのがおすすめ。無用の束縛はやめておきましょう。
相手がしてくれることだけに期待する
「彼から会いに来てほしい」「もっと連絡がほしい」と、期待をふくらませるのはやめましょう。期待すればするほど、もしそれがかなわなかった場合の落胆は大きいもの。勝手に期待して、勝手にがっかりして彼に八つ当たりしてしまうことになります。
遠距離恋愛は、継続するというだけでもエネルギーがいります。あなたが期待すればするほど、彼はそれが重荷になり、恋愛そのものが負担になります。
彼がいましてくれることに感謝すること。期待せず、してほしいことは言葉で伝えるという姿勢が大切です。
遠距離恋愛で彼に求めすぎると、関係継続が難しくなります。
遠慮しすぎる
遠距離恋愛で、遠慮のしすぎは美徳ではありません。「こんなこと言ったら嫌われるかも」「会いたいって言ったら負担かな」と気を回しすぎるのはタブー。
あなたが欲求を押し殺すということは、本当のあなたを彼に見せていないということ。良い部分も悪い部分も合わせて、自分らしさを見せることができなければいつまでたっても本物の関係にはなれません。
恋人への思いやりは関係を続ける上でとても重要ですが、勝手に相手の気持ちを推測し遠慮しすぎるのは思いやりとはちょっとちがいます。
もし、彼の気持ちがわからずうまく行動することができないのであれば、まずは占いを頼って、彼の本音をみてもらうことをおすすめします。
遠距恋愛で幸せカップル体験談
遠距離恋愛には独特の価値観やモチベーションが必要です。自分たち以外の遠距離カップルがどのように恋を紡ぎ、仲良くしているのかを知れば、今後の参考になるでしょう。
遠距離で長続きしているカップルに体験談と秘訣をうかがいました。
近距離カップルよりラブラブです
大学が同じで、卒業後に交際することになった彼とは遠距離恋愛。友達は、「遠距離とか無理」とか言う人もいるけど、今まで付き合った中で一番ラブラブかな。
彼はマメで、手が空いたらLINEをくれます。文字を打つのは面倒なのか、ランチの写真だけとか、「今から会議」とか短文だけだったりですけど。でも、普通に近くにいて話しかけられてるみたい。距離は確かに遠いけど、離れている気がしないんですよね。
会う回数自体は多くないので、夏休みとかはちょっとリッチな旅行に行ったりします。数回分のデートをまとめてしてるって感じ。しあわせ。
(20代)
これが私たちスタイル
全国転勤のあるサービス業の仕事についていて、私の方が転勤族です。彼は基本的に転勤のない職種ですので、今後も遠距離は続いて行く予定。
1か月に1回会えれば良い方で、仕事の繁忙期などは3か月以上、会えないこともありました。私も彼も、言いたいことは言うタイプ。正確には私の方がガンガン言うから、それにつられて彼も言うようになった感じです。最初のころはケンカもしましたが、今は彼の話しは素直に聞くことで円満な関係が築けています。彼も私の話しを聞いてくれます。
離れていますが、ちゃんと向き合えるのは彼しかいません。来年には結婚する予定ですが、結婚後も別々生活は続けます。(30代)
遠距離恋愛は意識ひとつで長続き!
遠距離恋愛について、長続きするためのコツや、うまくいくためにしてはいけないことについてご紹介しました。
遠距離恋愛は、遠距離ゆえのデメリットを数えてしまうと、自分自身が前向きになれず長続きの妨げになります。距離のことは横におき、彼を大切にすること、愛することにまず注力しましょう。距離が近くてもハードルはあるのですから。
距離云々にとらわれず、彼とどうすればうまくやっていけるかに目を向けて、二人なりのしあわせを目指せば、関係は間違いなくいつまでも続いていきます。